March 2009
野球は9人でやるものよ。ほかの8人は何をやっていたの?
何年か前か、サラ・ミシェルゲラー主演の『バフィー 〜恋する十字架〜』という米国の連続テレビ番組で、個人的にとても印象に残るシーンがあった。コーチから、「お前のせいで負けた」と言われて落ち込む少年に対して、主人公のミシェルゲラーが「野球は9人でやるのよ。ほかの8人は何をやっていたの?」といった場面だ(正確な記憶ではないと思うが、こういった趣旨のことを言っていた場面があったと思う。たしか、そのコーチが吸血鬼だった、という展開だったように思う)。
今回のWBCはテレビで見て本当に感動した。3年前の川崎の「神の右手」にも大いに泣かされたが、今回のイチローの、追い詰められての勝ち越し安打はそれ以上だった。今回の日本チームは、決勝まではイチローの不振を他の選手がカバーし、そして、最後はイチローが他の選手の不振(何度もチャンスをつくっておきながら、送りバントもできず、外野フライも打てず、という展開には本当に胃が痛くなった)をカバーする決勝打を売ってくれた。9回裏には同点にされたものの、ダルビッシュの投球も力強かった。全てが素晴らしかった。
ありきたりの一言を書くのは気が引けるが、今回の日本チームに対しては、「感動をありがとう!」の一言に尽きる。ランナーを出して、足でかき回してチャンスをつくる、という日本らしい野球をやってくれた。最後のイチローの勝ち越し打も、相手にプレッシャーをかけ続けた積み重ねの中で出てきたものだったと思う。今回の日本チームは本当に素晴らしかった。私は子供のころから数えると35年ほど日本のプロ野球を応援してきたことになると思うが、本当に感動したし、プロ野球を応援してきよかったと思う。原監督をはじめ、日本チームのみなさんには本当に感謝、感謝だ。
Sprits of Pink Floyd--Off the Wall
ピンク・フロイドのカバーバンドがやる「Off the Wall」というコンサートを3月13日、有楽町の東京国際フォーラムで、妻と一緒に見てきた。ピンクフロイドのメンバーは出てこないが、たぶん、ピンクフロイドの公認コンサートなのだと思う。コンサートに行くことがめったにないので、それなりに楽しめた。
ヴォーカルの声は、私のピンク・フロイドのイメージからすると太過ぎるかなと思った。また、光と映像のパフォーマンスということだったようだが、舞台の上の丸いスクリーンに映る映像は、ピンクフロイドのアルバムのジャケットだったり、映画「ザ・ウォール」の映像だったりして、新奇さはなかった(ちょっとだけ、CGでつくったようなオリジナル映像らしきものがあったが、映画やアルバムでの、ジェラルド・スカーフェのアニメーションのインパクトには比べようもなかった)。
そうは言っても、とにかく、久しぶりのコンサートだったので、楽しかった。帰りにプログラムを買おうとしたが既に売り切れで、仕方ないので3000円も出して(というか妻に出してもらって)Tシャツを買ってきた。聴衆の平均年齢は、確実に40歳は超えていたと思う。
石澤靖治著(2008)『テキスト現代ジャーナリズム論』ミネルヴァ書房
今年4月からの創価大学での「ジャーナリズム論」は、石澤靖治氏の『テキスト現代ジャーナリズム論』を使うことに決めた。
同書は、従来のジャーナリズム論の著書とは違った視点で書かれており(例えば、メディアが情報を収集、加工する基準を「エンターテイメント性」と「ドメスティック性」の2つに整理して、そこを基本に議論を進めている点など)、事件報道、政治報道、国際報道といった形で、ジャーナリズムの問題を幅広く、しかも実例をもとに論じている点がよいと思う。これまでの私の「ジャーナリズム論」は、報道と人権を中心にした「社会部」的なものになりがちであったため、今回はもう少し視野を広げて論じる予定だ。
国策捜査?
小沢一郎秘書の逮捕について、民主党側は、「国策捜査」という批判をしているようだが、さすがにそれは的外れな批判だと思う。そう思っていたら、3月8日の『東京新聞』朝刊に北海道大学の山口二郎教授のコラム(「小沢ショック」)が、そのことを次のように指摘していた。
特捜検察に詳しいジャーナリストにも今回の事件についての感想をきいてみた。彼は、最近の政治家に対する立件は、一線の検察官が功名心に駆られて行い、上がそれをコントロールできなくなったと指摘した。そもそも特捜検察は麻生政権など、ばかにしきっており、そんなものを守るために無理をするはずはないとも言った。
常識的に考えれば、ここで小沢一郎がどうなろうと、秋までの選挙で民主党政権ができる確率はかなり高い。麻生政権の意を受けて国策捜査などに乗り出せば、政権交代が実現したときに、どんな目に逢うかを検察が考えないわけはなかろう。
もっとも、同日のサンデープロジェクトで、元検事の郷原信郎教授は、「常識的に、このタイミングでの逮捕は、その先にほかの事件がある場合以外は考えられない」という主旨の発言をなさっていた。ただし、郷原教授も、その先に何があり得るのかについては「全くわからない」ということだったので、郷原教授としては、国策捜査の可能性もあり得るということなのかもしれない。
MHK?
一昨日(3月8日)のTBS・サンデーモーニングの中で、佐高信氏が、小沢一郎の秘書逮捕の問題に関連して概ね次のようなことを述べていた。
すなわち、かつては危ない人として、MHKということが言われた。Mは村上ファンドの村上さん、Hはライブドアの堀江さん、そしてKは木村剛さん。この中で最も危なそうな人が木村剛さんだったが、木村さんだけ逮捕されなかった。それは木村さんが政府に近かったからだといわれている。だから今回の小沢一郎の秘書逮捕も、国策捜査という批判が全く的外れとは言えない。
正確ではないが、概ねこんなことだったと思う。私は事実は全く知らないが、佐高さんは公のテレビでこんなことを言ってしまって、木村さんから名誉毀損で訴えられたりしないのだろうか。木村剛さんは、経済学者としては対極にある、金子勝も竹中平蔵もともに評価しているように思える。悪いことをしている人という印象は全くなかったが、本当にそんな噂があったのだろうか?
ココログニュースに載っていた「西村議員 パチンコ換金完全違法化請願を提出」というニュース
ココログニュースに、「西村議員 パチンコ換金完全違法化請願を提出」というニュースが載っていた(http://news.nifty.com/cs/headline/detail/cocolog-news-do-200902271626/1.htm#mainContents)。秋井貴彦氏の署名記事。同記事によると、西村眞悟衆議院議員が、パチンコ店で「特殊景品」を通して事実上換金できる実態の違法化と取り締まりを求める主旨の「請願」を提出したという。「西村眞悟議員と協力している市民団体は09年3月31日まで署名を受け付け、国会に提出する予定」だという。
パチンコの玉を、特定の商品にかえて、それを店外の窓口で換金するというパチンコ店の実態は、完全な法律(刑法)違反であろう。ギャンブルで身を破滅させる人がいることを考えれば、パチンコ店の現状を放置しておくのはおかしい。「法化社会」などと言っておきながら、こうした法律違反を野放しにしておくことは許されることではない。もっとも、これだけ普及している以上、いきなり全店を潰すことはできないだろう。パチンコを合法化する代わりに、管理を強化して、税金を大きくかけられるようにするのがよいのではないだろうか。




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