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June 2009

与謝野議員と渡辺議員への迂回献金疑惑の『毎日新聞』のスクープ

 今日は、商品先物取引会社「オリエント貿易」などグループ数社が1992年から2005年にかけ、与謝野馨財務・金融・経済担当大臣と渡辺喜美元行政改革担当相大臣に迂回献金をしていた疑惑が国会やメディアをにぎわしたようだ。今日は『東京新聞』と『毎日新聞』をざっと読んだだけだが、恐らく『毎日新聞』のスクープだろう。1面と社会面を使って大きく報道していた。

 この問題自体は夜のニュースでもとりあげられて国民が広く知るところとなったが、その元となったのが『毎日新聞』のスクープであることは、多くの人が知らないで終わるのだろう。こういう状況は、報道界全体として是正する必要がある思う。

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毎日新聞09年6月14日朝刊の「金正雲氏10代のスイス生活」の記事

 『毎日新聞』09年6月14日付朝刊の1面に、写真入りで大きく、「金正雲氏 10代のスイス生活」「親友証言 偽名で公立中に」という記事が掲載された。大きなスクープか、あるいは、どこかの民間放送局であったようなガセネタか、と思ったが、その後まったく世の中的には話題になっていないようだ。

 記事では、北朝鮮の金正日氏の後継と噂される正雲氏が90年代後半から、「スイス・ベルンの公立中学に留学していたことがわかった」として、実際に、公立中学校の教師も実名でコメントしている。それだけに信憑性も高いように思われるが、インターネットなどを見る限り、注目すべきスクープとしても、ガセネタとしても全く話題を集めていないようだ。記憶違いかもしれないが、その学校の関係者が記者会見したというニュースもどこかのウェブサイトで見たような気がする。

 記者あるいは新聞社としては大きなスクープとして、1面トップに大きくもってきたのだと思うが、金正日氏の後継に対する世間の関心は意外に薄いのかもしれない。

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新聞報道の約7割は官公庁の発表

 朝日新聞社の月刊誌『Journalism』の09年6月号(229号)に、『週刊朝日』の諸永裕司記者による「草薙厚子氏批判の陰でメディアが報じなかったこと」という記事が掲載されていた。内容はもっともだと思うが、記事の主題とは別に印象的だったのが次の記述。

新聞が伝える情報の約7割は官公庁の発表したものが占める。(79ページ)

 情報の出典等が何も触れられていないので、どの程度正確な数字かはわからないが、こういった数字がはっきりと、しかも主要メディアにいる人から出されるのは珍しいのではないかと思う。少なくとも、私はこの数字をはじめて見たので、メモしておきたい。

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企画広告的記事

 今日(6月16日)朝刊の『朝日新聞』19面は「サッカー面」だったが、企画広告のようだった。

 「オシムが期待するもの」と題したイビチャ・オシム前日本サッカー代表監督のインタビュー記事が大きく扱われて、そのわきに、W杯最終予選の明日の豪州戦の解説が載っている。広告は、ワールドカップサッカー絡みのバドワイザーとソニーのビデオだった。企画広告だろうと思ったが、ページ数の横には「サッカー」と書かれて、「広告」とは書かれていなかったから、広告ではないのだろう。

 新聞社の経営はたいへんだ。

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『東京新聞』のエッセイ「わが街わが友」

 『東京新聞』朝刊の最後のページに、「わが街わが友」という、有名人が交代で書いているエッセイがある。これまではほとんど読んでいなかったが、最近、読むことが増えた。

 2週間くらい前までは女優の奥菜恵さんが書いていらした。彼女の字がきれいなことに驚き(題字は、本人の自筆)、文章が上手いのに驚いた。すでに新聞を捨ててしまって、実際の文章をご紹介できないのは残念。

 現在はコラムニストの辛酸なめ子さんが書いている。6月10日では、代々木を「磁場がふつうと違う場所」として、以下のような感じで紹介している。

 数年前、代々木で黒い物体に追いかけられたことがありました。物体というより、空にできた穴、亜空間の入り口みたいなものが頭上をついてきいるような気がしたのです。
 吸い込まれるかと思いましたが、トンネルをくぐって出たら黒い穴はもう消えていました。トンネルのおかげで助かりましたが、代々木はトンネルが多く薄暗いイメージがあります。

 こんなこと新聞で書いていいのか、とも思うが、結構面白くて読んでしまう。

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『中日新聞(東京新聞)』連載「結いの心」

 昨年、『中日新聞(東京新聞)』に連載された「結いの心」が両紙のウェブサイトで公開されている(http://www.tokyo-np.co.jp/feature/yui/)ので、全文を打ち出して読んでみた(後半は連載のときにかなり読んでいたが、前半は読んでいなかった)。後半部分は、リーマンショック以降の派遣労働者の問題などを先取りしているようで非常に興味深い。特に、名古屋に本社を置く中日新聞社が、トヨタ批判とも言える連載を行ったことがすごい。今度、授業で使いたいと思っている。

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